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スーツを引っ掛けて破れてしまった場合の修理メニュー
いつもブログをご覧いただき誠に有り難うございます。
先日お客様にお持ちいただいたスーツの破れの修理をご紹介いたします。
パンツの裾(ダブル)の折り返しの部分です。
裂けてしまっています。
このまま気付かずに放置していると、どんどん裂けてしまいますし、クリーニングに出してしまったら大きく破けて修復が不可能になる場合もあります。
修理の方法としては「ミシンたたき」と「かけはぎ」の2種類です。
まず「ミシンたたき」は破けた部分が平らになる様に裾を解き、裏側に補強の生地をあてて生地の織りの方向(たて、よこ)にミシンを行ったり来たりさせて穴を塞ぐ方法です。価格は破れのサイズによりますが今回のケースですと¥3,182(税込¥3,500)です。
「ミシンたたき」は表から見るとミシン糸が見えてしまうため見えない部分などの修理にお勧めです。
次に「かけはぎ」は納品時に付属されている生地の切れ端を使って破れた部分に綺麗に織り合わせる方法です。仕上がりは素材にもよりますが見た目には修復したことがわからない程綺麗に仕上がります。今回のケースですと¥9,000(税込¥9,900)と「ミシンたたき」に比べるとやや高く感じますが、目立つ場所の場合は「かけはぎ」がお勧めです。